ちょろいおたく

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15 Almavivo

15 Almavivo 

イ・スンギル/ショートプログラム

 

 

 

 スンギルくんの見た目からは想像できなかった伝説のびっくり貪欲マンボ。私は初めて見たのが8話だったので、最初びっくりしたんですが、結局スンギルには一目惚れしてしまいました。

 そんなことは置いといて、ザ・マンボなこの曲は、冒頭のフレーズで一度曲が止まるんですね。たった2小節ですが「この曲はこんな曲なんだよ!」という、いわばキャッチフレーズのような役割をしていて、掴みはバッチリ。実際演技もここで一度ポーズを取ってますね。

 からのいきなりトランペットソロ。この間にスンギルは彼の必殺武器と言っていい4回転ループを跳びます。こうして2回のイントロが流れるわけですが、そこにバシッと決め所を持ってきたのは計算高いんだかどうなんだか…。

 

 その後ムーディなメロディに入っていくのですが、まあ…そうですね、ちょっとえっちな感じですよね。たぶん人によってはドリフとか思い浮かべるんじゃないでしょうか。正解です。

 マンボ的な大人の男の色気ってそういうことだと思うんですよ。だからスンギルが自分でこの曲を選んだのはかなりいい線いってると思います。

 そしてソロが終わると軽快でにぎやかなリズムが加わり踊り狂うマンボへと変貌していきます。メロディがいいのはもちろんですが、特筆すべきはピアノのリズム。これがAlmavivoを支えているといっても過言ではありません。

 そんなピアノが大活躍するこの曲の萌えポイントは「転調」するところ。ちょっとドキっとしませんか?…しませんか。アニメではちょうどこのあたりが彼の演技映像としては使われていましたね。

 

 20歳のスンギルくん、無表情で普段はボーっとしているのですが9話の涙を見ても分かるように熱い人間です。そんな彼の内なる思いはAlmavivoが代弁してくれたのではないでしょうか。ちなみにAlmaスペイン語で「魂」、vivoはイタリア語(だけど)音楽用語で「活発に」という意味があります。(この辺の解釈があってるかどうかは知らない)

 「踊り狂う」と評されるスンギルにはぴったりですね。好きです。